旅の技術
旅を2倍楽しく、スムーズにする、そんな方法がある。
しっかりとプランを立てる。現地に到着するまえから、予約を入れておく。両替は少額にいておく・・・・。
いろいろな旅の技術があるとおもう。しかし、もっと効率をよくすることができる。おそらくこれをやるか、やらないかで2倍くらいはスムーズさが変わってくると思う。さらに危険な目に合う確率もぐんっと減ると思う。超簡単なことなんだけど、わりとつかっている人は少ないんじゃないかと思う。
それは、記憶力だ。
地球の歩き方は、わりと優秀な旅行ガイドブックで、いろいろな情報が事細かに書かれている。それらを、割と安全なバスの中とか、ホテルの中で完璧に覚える。数時間分の観光の予定だから5分あれば、バスの時間、料金、どれくらかかるか、大体の場所。を頭に確実に入れることは簡単だ。
もし、なんにも記憶をしていなく、サラッと読んだだけだと・・・・
まず、ホテルからバスの道順を見るために、ホテルのエントランスでそうそうガイドブックを開く。
バス停についてバスの時間を見るためにガイドブックを見る
バスの降りる場所を確かめるために、バスの中でガイドブックを開く。
バスを降りたら、観光地をさがすためガイドブックを開く。
入場口の前についたら、料金を確認するためガイドブックを開く。
言葉の通じない異国の地では、「間違えることの不安」が日本とはくらべものにならないくらいある。不安だから、どうしても、何回も確認をしてしまう。
そうすると歩いたらガイドブックを見る、もしくはガイドブックをひらっきぱなしで旅行をすることになる。これでは、せっかく異国の地に着ているのに、ほとんどガイドブックを見ていたことになってしまう。
観光地をしっかり見るのもいいが、街をあるいてぜんぜん違う文化を至る所で発見できるのが旅のいいところだ。それらの余裕を作るため、完璧に記憶をする。
そうすると、間違えるかもしれないっていう不安と、ガイドブックばかり見ている慌ただしさから開放される。リラックスして、あたりをゆっくり見回せる余裕ができるのだ。
この余裕がおそらく欠けているせいで、旅の楽しさが半減しているのだと思う。
ついでにひったくりや強盗のリスクも減らせる。自分がひったくり犯になったと思って欲しい、あたりをゆっくり見回している人間と、ガイドブックに集中している人間はどちらが、狙いやすいだろうか?
たった五分だけ。ほんの少し時間を使えば、旅の隅から隅まで楽しめる。そんな旅行ができるのだ。